就労継続支援A型(B型)事業所を開設するのに必要な人員は?
就労継続支援A型(B型)事業所を開設するのに必要な人員は、
「管理者」、「サービス管理責任者」、「職業指導員」、「生活支援員」です。
どのような業務をする人で、どういった資格要件が必要か詳しく解説していきます。
管理者
職員の管理、業務状況の把握などの管理業務を一元的に行います。
資格要件
- 社会福祉主事
- 社会福祉事業に2年以上従事した者
- 企業を経営した経験を有する者 (会社役員等)
上記1~3のいずれかに該当する者でなければ管理者にはなれません。
サービス管理責任者
個別支援計画書に関する業務を行ったり、利用者の心身状況等の把握や他の従業員に対して技術指導・助言を行います。
利用者数が60人以下の場合は、1人以上
※1人以上は常勤
資格要件
※詳細は都道府県もしくは市の担当課に必ず確認するようにしてください。
資格証の写しと実務経験証明書がそろった段階で、担当課に確認することをおすすめします。
職業指導員・生活支援員
生産活動の指導、日常生活上の支援、相談、介護などを行います。
職業指導員:1人以上
生活支援員:1人以上
※1人以上は常勤
資格要件
なし
職業指導員と生活支援員の人員配置には7.5:1の場合と10:1の場合があります。
どちらの人員配置をとるかによって、サービスの基本報酬単価が変わってきます。
7.5:1とは?
利用者7.5人に対して、職業指導員と生活支援員を合わせて、常勤換算で1以上配置するということです。
例えば、利用定員が15人の場合
15÷7.5=2
よって、職業指導員:常勤・専従1名、生活支援員:常勤・専従1名を配置すればいいわけです。
他の職務との兼務について
他の職務と兼務できるかについてですが、
「管理者」と「サービス管理責任者」、「管理者」と「職業指導員」、「管理者」と「生活支援員」は兼務することが可能です。
就労継続支援A型とB型の違い
必要な人員については、A型もB型も一緒ですが、最低利用定員数が違いますので注意が必要です。
A型:利用定員数10名から
B型:利用定員数20名から
以上から、就労継続支援A型(B型)事業所を開設するには、最低3名のスタッフから始めることができますね。