常勤換算とは?その計算方法は?

常勤換算計算

常勤とは?

「常勤」とは、事業所における勤務時間が、事業所で定められている正社員(フルタイム)が働く所定労働時間(例えば、週40時間)に達していることをいいます。
たとえ、パートタイム契約でも週40時間勤務する契約であれば、「常勤」となります。

 

常勤換算とは?

従業員の1ヶ月の勤務延べ時間数を常勤の従業員が1ヶ月に勤務すべき時間数で除することにより計算する方法です。

 

具体的な計算方法

☆A事業所(常勤が勤務すべき時間数が週40時間)に
 週32時間(1ヶ月128時間)勤務の職員
 週20時間(1ヶ月 80時間)勤務の職員
2名が働いていた場合、常勤換算数は、

(128+80)÷160=1.3 となります。

 

☆B事業所(常勤が勤務すべき時間数が週32時間)に
 週32時間(1ヶ月128時間)勤務の職員
 週20時間(1ヶ月 80時間)勤務の職員
2名が働いていた場合、常勤換算数は、

(128+80)÷128=1.6(小数点第2位以下は切り捨て) となります。

 

一人の従業員が他の職種と兼務する場合の計算方法は?

例えば、就労継続支援A型事業所で「管理者」と「職業指導員」を兼務する場合
 管理者業務に「週20時間」、職業指導員業務に「週20時間」勤務したとすると、
 20+20=40で週40時間勤務となり、「常勤」の要件を満たします。

 

 


事業所を開設する際はもちろん、運営していく上でも人員基準を満たしているか、確認することはとても重要です。
常勤換算を正しく理解し、事業所の適正な運営を継続していきましょう。

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